3月3日、今日でいよいよ学校の食堂が閉鎖となりました。私が生徒の頃から本校には食堂が設けられており、たいへん繁盛していました。まだ体育館もない昭和35年頃の話です。その食堂は、現在の売店北側辺りに校舎とは別棟に建てられており、古い教室のような造りでした。まだ旧知事公舎が現在の体育館の場所に存在していた時代です。
何しろ全校生徒数が2400余名も在籍していましたので、食堂は、昼休みになるといつも満席で、外に出て中庭で食べる生徒もいたくらいです。メニューはうどんと中華そばしかなく、どちらも同じだし汁で一杯が20円でした。お腹がすいていたこともあり、その味は今でも懐かしく忘れることができません。そして、食堂でそれを食べ終わると再び教室に戻り、やおら自分のお弁当を食べるのが日課でした。私だけではなく、友人たちもみな毎日そうしていました。具はネギと薄いすまきが一切れのとてもシンプルなうどんや中華そばでしたが、その美味しさは格別でした。
食堂『オレンジ』の今日が最後の営業日ということで、一抹の寂しさを感じているとき、偶然にも88回生の保護者の方よりご連絡を頂きました。
「コロナ禍に入り、ずっと食堂の継続が気がかりでしたが、とうとう今日という日が来てしまいました。在校生だった自分の、食堂での美味しい楽しい思い出と相まって感傷的になっています。これまで温かい美味しい食事やお弁当を低価格で提供してくださった事に感謝してもしきれません。娘達が大好きだった温玉そぼろ丼、これはレシピが知りたいほど美味しかったようです。食堂の皆さんと継続してくださいました学校に感謝します」
というお話しでした。
いつの日かオシャレな食堂として復活できるよう努力したいと思います。
本校の卒業生である書家の田内桜霞さん(旧:横山啓子さん)の書展にご招待を頂きました。
書展の世界に身を置けたことは、書道部員達にはとても良い勉強となりました。日ごろの作品制作や書道パフォーマンスの練習とは全く異なる経験をさせていただき、本当にありがたいひと時でした。
また、田内さんが入学された時が本校60周年の年であり、また書展のお手伝いをされていた田内さんの2人のお嬢様も本校の卒業生だということを知り、土佐女子の長い歴史を改めて感じた1日でもありました。
この度はご招待いただきありがとうございました。
昨年の4月より、高校3年生(卒業生有志)が総合学習の一環で、企業コラボに取り組みました。そしてこの度、株式会社高知ヤマザキ(ヤマザキパン)様と高知県立牧野植物園様のご協力を賜り、生徒のアイディアを取り入れたコラボ商品がついに完成しました!!
➀ さくら風味の蒸しパン ➁ さくら風味のぼうしパン ➂ さくら風味のもっちり食感のあんぱん
2月27日、牧野植物園にて来園者(先着100名)の方に、商品をプレゼントするイベントが行われました。
開発に関わった生徒たちは、来園者1人1人に気持ちを込めてパンをプレゼントしました。
生徒からの思いもかけないプレゼントに大変喜んでいただきました。
3種類のパンは、2月28日より、コンビニエンスストアの「ローソン」で先行販売され、3月1日から他のコンビニエンスストアやスーパーマーケット等でも通常販売されます。よろしければ是非お買い求めください!!
また、このコラボ商品につきましては、3月末に開催されます高知県の観光イベントでの販売も予定されております。開催日が近づきましたら情報を更新しますので、ぜひチェックしてみてください!!
テレビ高知 情報番組「からふる」内で放送されました。
→ https://newsdig.tbs.co.jp/articles/kutv/350164?display=1
2月9日16時より、高知ロイヤルロータリークラブ・インターアクト認証状伝達式が、本校南舎5階の生徒ホールにて行われました。本校卒業生の二宮邦江様がこのロータリークラブに所属しておられ、インターアクトクラブをロイヤルロータリークラブに立ち上げたいとのご要望から実現した認証状伝達式でした。
このたび中学生19名が参加を希望し、今後は年に二回ほど、ボランティア活動を行うとのお話しでした。
伝達式には同ロータリークラブ会長の南拓人様、青少年奉仕委員長・壬生邦明様もご出席なさり、認証状や記念品目録等の授与が行われました。今後、インターアクターとなった中学生の皆さんはボランティア活動に参加し、様々な経験から奉仕の精神を学ぶことになると思います。
この認証式に参列させていただき、これから生徒たちが頑張って活動を続けていくことができるよう祈りたいと思いました。
〇第69回四国卓球選手権大会(一般・ジュニアの部)
〇愛媛県松山市で開催
〇開催日 2/11~2/12
〇試合結果<一般女子団体> 高校生 3位(橋本礼香・石川知佳・藤本望水・武本奏
西内麻央・平田彩羽)
中学生ベスト8(石川実鈴・西岡緩夏・八木葉澄
西岡琉夏・松本結鶴)
<個人戦>ジュニアの部 石川実鈴 優勝
藤本望水 2位
2月3日は節分でしたので、豆まきで厄払いをし、福を呼び込んでお稽古を始めました。
お床も節分のしつらえです。
2月12日㈰に「高知県春季ジュニア水泳競技大会」が行われました。
栗山陽菜さん(中3)が50m平泳ぎと100m平泳ぎで1位を獲得し、女子の最優秀選手に選ばれました。
山本礼羅さん(高2)が200m平泳ぎと200m背泳ぎで1位を獲得し、平泳ぎで全国JOC春季大会へ出場します。
中学校冬季バドミントン選手権大会結果
団体 第3位
個人ダブルス第3位 矢野七音・松田心花 組
大賞 國松千聖さん(高校3年)
2月1日、横浜在住の派遣アーティスト「大道芸人RYU」さんが来校されました。中学二年生のロングホームでの公演のためです。私は大道芸をイギリスやフランス、中国の路上で見かけた経験があるのですが、日本で実際に見るのは初めてでした。5限目からのスタートと聞いていましたので、チャイムが鳴る少し前から体育館二階の観客席に待機しました。
待ち時間の間にふと、工科大学に勤務していた頃、学生たちが校庭の芝生に集まり大道芸の練習をしていた光景を思い出しました。学生たちはほとんどが初心者で、最初のうちは手具やボールを何度も落とし、回収に走る時間の方が実技をしている時間よりも長いのです。少し近寄ってみると、客の視線を感じて張り切って練習をし始めるのですが、今度は緊張して余計に失敗を繰り返します。その情景を思い出し、何だか急におかしくなり一人でにやにや笑ってしまいました。しかし反面、感心したこともあるのです。その学生たちは、毎日毎日昼休みになると三々五々に集まり、それぞれが練習を始めることです。サークル活動なのか、好きな学生同士の偶然の集まりなのか、聞いてみたらよかったと今にして思うところです。
そんな彼らの集まりでしたが、練習というのは不思議なもので、昼休みの短い時間とはいえ、毎日続けているうちにみな確実に上達していくのがわかるのです。技がつながるようになり、見ていてだんだん面白くなっていくのです。一体この演技をどこで披露するのだろうかという興味も沸いてきたりしました。技が決まるとつい拍手をしている自分がいました。あの学生たちは今頃社会人となり、それを自分のかくし芸にしているのだろうかと懐かしく思い出していました。そして気が付くと、生徒たちが体育館に入場し、さっそくRYUさんのパフォーマンスが始まりました。
彼は、よみうりランドパフォーマンスコンテストで2回の優勝経験をお持ちで、その演技はさすがにプロであると思いました。実技だけではなく話芸にも優れており、いつの間にか生徒たちもその雰囲気に取り込まれていました。「芸は身を助ける」と昔からよく言われますが、いったいどのくらい練習を積むのかを聞いてみたい気がしました。
あっという間の一時間でしたが、大喝采のうちに公演は終了しました。中学二年生のみんなが、「何でも練習が大事だ」ということを肌で感じてくれたら、この計画は成功であったと思ったことでした。